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TVでも人気のスーパードクター 順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生の健康講座

身体を整えればうまくいく 2023.05.13
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 不注意やミスをし、上司や周囲に怒られた経験は誰もがあるはずです。多くの人は反省し、心の中で「気持ちを入れ替え、仕事をがんばろう」と意気込みます。しかし、ミスした後ほど、立て続けにミスは起こるものです。
 これを医学的な立場から言うと、メンタルの問題をメンタルで何とかしようとしても、解決が難しいからだと思います。気持ちが落ち込んだ段階で自律神経は乱れ、体は最悪な状態に陥っています。そんな心身共に参っている状態で作業を続ければ、別のミスを起こす可能性が高まるのは必然です。
 では、どうすればよいのか。ミスした直後にリカバーを図るのは、心ではなく「身体」です。具体的には一旦その場を離れて、疲れない程度に階段を昇降したり、ストレッチなどで体を動かし、身体をリラックスさせましょう。怒られた後は交感神経の働きが高まり、血流が悪化しています。軽く身体を動かすことで副交感神経の働きが高まるため、これに伴って血流を改善させられます。
 また、落ち込んでも決して下を向かず、上を向いてください。下を向くと呼吸が詰まりがちです。上を向くと深い呼吸になり、自律神経のバランスが整ってきます。緊張がほぐれ、普段通りに行動できます。
 現代は身体よりも心を第一とする考えが尊重されています。プロスポーツの世界でも第一が精神で次にテクニック、そして身体と続く「心技体」が重視されているように思います。ですが、自律神経の専門家である私からすると、最初に整えるべきは「身体」です。身体をリラックスさせ、そして自律神経を整えられるからこそ、自分の心がコントロールでき、最高のパフォーマンスを発揮できるのです。
 4月は始まりの季節。新しい環境に移り、思うようにいかない場面があるかもしれません。そんなときは体を動かして気持ちを整え、いつもの調子を取り戻してください。


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