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好評連載コラム

TVでも人気のスーパードクター 順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生の健康講座

自らを律する「よい行動」で健康に 2025.07.04
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 因果応報とは「よい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある」という意味です。すばらしい教訓ですが、必ずしもそうならないことを誰もが経験的に知っています。実際、善行ばかり積んできたような人でも、病で命を落としてしまうケースを私は医療現場で見てきました。善悪に関係なく、人生には幸せや不幸せが待っているのかもしれません。
 けれど、私は因果応報の言葉を信じ、日頃からよい行いを実践すべきだと思っています。人知れず頑張っても願うような幸せは舞い込まないかもしれませんが、ひとつだけ確実に起きる変化があります。それは「心と体が素晴らしく整った状態になる」ことです。
 よいことをすると気分がよくなるのはもちろんですが、心に余裕ができて精神的な落ち着きが生まれます。すると、自然とゆったりとした呼吸となり、全身に血流が巡りはじめます。血液を通じて酸素と栄養が全身にきちんと行き渡るので、体の調子は確実に上向きになっていきます。これは素晴らしく自律神経が整った状態なのです。
 この連載でも説明してきた通り、私たちの生命活動の根幹を支えているのが自律神経です。たとえば、心拍や呼吸、血流、発汗、消化、体温調節など、こうした役割を無意識に調整しています。自律神経の働きこそが、日頃から集中力が発揮できるかできないか、そして健康か不健康になるかなどが決まるといっても過言ではありません。
 先に話した通り、自律神経は意識とは関係なく働いています。本来、コントロールできない自律神経を整える有効な手段のひとつが、自分を律する「よい行動」だと思っています。忙しい現代。よい行いを心がけることで、乱れやすい心身を健やかにし、パフォーマンスが高められることは、医師として断言できます。

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