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前向きに生きるとは? 2026.05.07
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 「前向きに生きる」
 誰もが耳にしたことがあるでしょうが、この言葉の意味を考えたことがありますか。
 何事にもポジティブに取り組んだり、過去を振り返らないなど、人それぞれでしょう。私は「今からでも取り戻せるものに意識を向けること」だと捉えています。
 たとえば、勘違いやミスをしたとき。後になって失敗を思い起こすのは悪いことではありませんが、「なぜ、勘違いしてしまったのだろう」「なぜ、あのときに気づかなかったのだろう」と後悔に囚われていないでしょうか。いくら過去を悔いたところで、起きてしまった結果は変えられません。
 しかし、失敗をした後に「事前に確認をしておけば、あの間違いは起きなかった」「次に同じようなミスをしたら、一度冷静になって考えよう」と振り返るのはどうでしょう。今後に活かされる反省は、過去のミスさえ貴重な経験に変えられることも十分にありうるのです。
 学生時代、ラグビーの試合中に脊髄を損傷し、首から下が動かなくなってしまった後輩がいます。車いす生活を強いられながらも、彼は幼いときから目指していた医師になる夢を諦めませんでした。そして見事に医師となり、その後はスポーツ庁の参与を任されたほか、千葉ロッテマリーンズのチームドクターとして活躍。取り戻すことのできない過去を呪うのではなく、前を向く大切さを彼から学びました。
 人生にはいくつものターニングポイントがあります。「何かが起こった瞬間」に目を向けがちですが、私は「次の瞬間」が大事だと考えています。それこそが「今からでも取り戻せるものに意識を向ける」ことになるからです。こうして言葉にするのは簡単ですが、現実には困難もあるでしょう。けれど、それが本当の意味で「前向きに生きる」ことだと思うのです。

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