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自律神経が乱れやすい都会暮らし 2026.09.13
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 自律神経には車のアクセルにあたる「交感神経」と、ブレーキのような役目を果たす「副交感神経」があります。この2つが働くことで血流や内臓の働き、代謝、体温などを自動的にコントロールします。

 心身の状態を左右する自律神経ですが、ささいなことでバランスが乱れます。「過度なストレス」を受けると興奮状態に陥り、交感神経が過剰に優位になります。現代人に多い「生活習慣の乱れ」は、本来は夜に働きが高まっていく副交感神経が優位になる時間を短くします。男性は30代、女性は40代から副交感神経の働きが低下するため、「加齢」も自律神経のバランスを崩す一因です。

 ストレスと生活習慣の乱れは、住んでいる地域も影響します。私たち研究チームが自律神経のトータルパワー(交感神経と副交感神経の働き)を調べたところ、最も低い地域は関東でした。サラリーマン世代に言えますが、重圧のなか仕事に追われればストレスを抱えます。また、都心部ほど人が増え、生活が慌ただしくなる影響もあるかもしれません。

 一方、最も高い地域は四国でした。自律神経は気候の影響も受けますが、他地域より年間を通じて温暖な土地柄です。ちなみに都道府県別刑法犯の検挙件数(警察庁、2017年)が最も少なかったのも四国でした。一概には言えませんが、安心して暮らせることでストレスが軽くなっているとも考えられます。

 自律神経のバランスを乱さないためには、常に一定を保つことが望ましいです。しかし、気象変化が大きく、社会情勢や価値観が目まぐるしく変わる現代。重要なのは変化を避けるのではなく、乱れたら「その都度、整える」ことです。起床後には朝日を浴び、1日3食をきちんと摂り、決まった時間に眠る──こうした地道な日常の積み重ねが、自律神経のバランスを整える近道であり、健康へと続いていくのです。

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