アクティブなシニアライフを応援する情報サイト

素敵に年を重ねる’あなた’のための応援サイト
Home

文字サイズ変更

  • 標準
  • 大

はいからCHANNEL インターネットTV
はいから大人の部活
遺言アプリ100年ノート

はいからお昼の快傑TV
老後の窓口


メディアのご紹介

  • 季刊誌はいから
  • 新聞はいからエスト

好評連載コラム

芸能人インタビュー

滑稽でも必死な姿に思わず共感してしまう。情けなくも愛すべき大人たちの喜劇 2020.01.20
Share

昨年、佐々木蔵之介さん&中井貴一さんダブル主演で話題となった映画『嘘八百』。骨董をめぐって騙し騙されの大人の喜劇が帰ってきます! 果たして〝骨董コンビ”は今回どのような活躍を見せてくれるのか? 佐々木さんに今作の見どころをお聞きしました。

 

マドンナに恋の予感?! さらにパワーアップした第二弾

 「続編が決まって、貴一さんと〝え! 本当にやんの?” て。まさか続きをやるとは思ってもいなかったので」  渋いスーツ姿と京都弁の落ち着いた語り口がステキな佐々木蔵之介さん。前作は16日間という過密な撮影スケジュールで、撮りきるのがギリギリだったと振り返ります。今回、撮影日数が4日間増えたそうですが。  「早く進まないと終わらないし、監督からは各パートで当たり前にプロとしての仕事を求められる。日数が増えても過密さはあまり変わりませんでしたが、その緊張感が作品の面白味になっているんだと思います。パワーアップしたのは広末涼子さんのマドンナです。京都という舞台で着物の美女がいると急に豪華感が出ました」  佐々木さん演じる腕は立つが芽の出ない陶芸家の野田佐輔と中井さん演じる目利きだが冴えない古美術商の小池則夫。共通の因縁を晴らした2人ですが、相変わらずぱっとしないまま。そんな則夫の元に京都の有名古美術店に父の形見の茶碗を騙し取られたと言う橘志野(広末涼子)が訪れます。それは、武将茶人〝古田織部”の幻の茶器でした。お宝を取り戻すべく、一発逆転の大仕掛けを企む2人ですが…。  前作から引き続き脇を固めるのは友近さん、坂田利夫さん、木下ほうかさん、塚地武雅さんら芸達者な出演陣。関西弁のセリフ回しや絶妙な演技で爆笑を誘います。この濃いメンバーの中でも、やはり中井さんとのコンビが嬉しい、と佐々木さんは笑顔を見せました。  「貴一さんのご両親は京都の方で、僕も京都出身。なので京都という舞台が馴染むし、ボヤっとしていたら笑えない喜劇の緊張感も心地いいんです。僕の年齢になると、自分より若い俳優と組むことが多くなるので、この年代のバディは貴重。大切にしたいと思っています。則夫と佐輔は利害関係で行動しますが、互いに認め合ってもいる。2人の友情とも言えないシビアな関係が良いんですよね」

 完全ではない瑕や歪みを面白味に変えた古田織部の美学

 このシリーズの見どころのひとつが佐輔の迫真の陶芸シーンです。今回は蹴りろくろに挑戦。足でろくろを回しながら、器を形づくる難しい作業ですが、特訓を重ねて撮影に臨みました。  「蹴りろくろは速度やリズム、その時の感情で器が全然違うものに変わってしまう。さらに重いものを蹴りながら手元に集中しないといけない。あの場面は苦労しかありません(笑)。印象的だったのは、作業場にひきこもりだった息子の誠治が訪れるところです〝お父ちゃんみたいに好きなことやったら仕事になってん”と、誠治が言うんですが、自分も好きなことを仕事にした監督の想いがこもる良い場面になりました」  佐輔や則夫をはじめ、一癖も二癖もある大人たちが奮闘する本作。お宝の茶器は端の欠けを補い銀繕いした瑕や歪みが味になっていますが、それが登場人物たちの魅力とも重なります。  「完璧を目指すのも大事ですが、欠けてしまったら繕ったらいいし、深みのある瑕や歪みは味になります。佐輔と則夫は完全に善良な人間ではありませんが、悪にはなりきれず割とピュアなところもある。苦悩しながら仕事を続ける2人に人間らしさを感じるんです。情けない大人たちが必死で頑張る姿は客観的に見て滑稽ですが、必死だから情が移る、チャーミングに感じる。彼らの姿に笑いながらも共感してもらえたら嬉しいですね」  笑って心温まる痛快お宝喜劇。是非劇場でお楽しみください!

 

 

■プロフィール

 俳優/佐々木 蔵之介

1968年京都府生まれ。大学在学中から劇団「惑星ピスタチオ」で看板俳優として活躍。2000年、NHK連続テレビ小説「オードリー」で注目され、以降、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍。05年には演劇ユニット「Team 申」を立ち上げる。主な映画出演作に『間宮兄弟』(06)『超高速!参勤交代』(14)『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(17)『空母いぶき』(19)など多数。

 

■インフォメーション

嘘八百 京町ロワイヤル

■配給/ギャガ
■監督/武正晴
■出演/中井貴一 佐々木蔵之介   広末涼子 友近 森川葵
          山田裕貴/加藤雅也
■1月31日㈮TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開

 

 


Back PageTop

  • 会社案内
  • プライバシーポリシー
  • ご利用規約
  • お問い合わせ
  • 広告掲載のご案内