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老いの辛さを抱えながら 生きている以上は一生懸命、 命を活かす生き方をしたい 2021.12.06
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現在、ファイナル・コンサート・ツアー『余生、もういいかい』で、全国をまわっている小椋佳さん。東京では来年の1月9日・10日、Bunkamura オーチャードホールにて開催されます。歌手活動に終止符を打つという今回のコンサート・ツアーについてお聞きしました。

 

1年間のコンサート・ツアー「やり通す覚悟は決めています」

「潮時だなって思っていますけどね。十分やり尽くしました」

 白装束の作務衣姿で、そう現在の心境を語る小椋佳さん。穏やかな語り口には時にユーモアや鋭さも混じります。1stアルバム発表から50年を経て、今回はファイナル・コンサート・ツアーとして、今年の11月から1年かけて全国をまわる予定です。
 「本当に僕老衰しましたから、歌をつくるのも苦しいんだけれど、歌うのもしんどいんです。老いというのは辛いですね。自分の動きがこのうえなく遅くなったことを感じます。今100mも歩けないですから。1ステージ約2時間半のコンサートをやりおおせるかどうか。僕が歌で一番心掛けているのは自分の思うような歌が歌えているかどうかなんです。でも、歌いながら分かるんですね。こんなはずがないって声が出てるのが。それが悔しい。一番高い音も昔だったら薄く、しかも響く声で伸ばせたんだけれど、今は張らないと出ないんです。それは悔しいですよ」
 体力の不安と思うよう歌えない悔しさ。あと1年間やり通す覚悟は決めています、と小椋さんはコンサートへの思いを語りました。
 「お客様には歌を聴きながら自分の一生を振り返るよすがにしていただけたら嬉しいですね。自分の一生とはなんだったのだろう、というのを思い出しながら、考える時間にしていただけたら。残された時間を意味のある暮らしにしよう、そういうふうに思っていただければ一番いいです」

 憧れを叶えるために「七十の手習い」で始めたピアノ

 古希を迎えた2014年に生前葬コンサートを開催した小椋さん。歌手人生に一度けりをつけ、その後は余生として活動を続けてきました。
 「本当は死ぬつもりで生前葬コンサートをしたんですが、そこから生き延びてしまったので。それからの生き方を考えた時、“活命”という言葉が胸にありました。生きている以上は一生懸命、この命を活かす生き方をしよう。それにはどうすればいいか。僕は“4つのS”というのを決めました。ひとつ目は「スロー」。ゆっくりとしか動けない自分を受け入れる。次に生活は「シンプル」でいい。また、躓いたり転んだりしないよう一歩一歩しっかりと「ステディ」(着実)に。最後は、長い年月生きた分知恵がついているはずなので、「スマート」に生きよう。できないことは期待しない。諦めも必要です」
 さらにツアー後の展望を聞くと、「ぱっと死ねたらいいけれど、また生き延びちゃったらどうしようか」と、笑いながら小椋さんは続けました。
 「若い頃に留学した時、シカゴやニューヨークで夜中寂しくなって一杯飲みに行くでしょ。地下のバーにピアノが一台置いてあって、名もない黒人が弾き語りで歌っている。僕はずっとその姿に憧れを持ち続けているんです。それで、弾き語りで歌ってみたくて、昨年の秋から週一回ピアノを習い始めました。七十の手習いですね。楽器の才能がないので、これもまた苦しんでいますが(笑)。もうひとつ計画していることがあって。これまで歌のほかにお芝居やミュージカルもつくってきましたが、その経験で特に大変だったのが稽古場を借りることでした。だから、これから舞台芸術をつくる人達のベースになるような稽古場をつくってあげたい。その中に芝居やコンサートができる小さな劇場もつくろうと考えています。そこで、春夏秋冬、年に4回くらい小椋佳の四季報というかね。老いらくの歌だけれど、ピアノの弾き語りで歌をご披露する会をしようかな」

 

 

■プロフィール

シンガーソングライター/小椋 佳

1944年、東京都出身。東京大学法学部卒業後、日本勧業銀行(現・みずほ銀行)に入行。在職中から音楽活動を始め、1971年に1stアルバム『青春ー砂漠の少年』を発表。「愛燦燦」「シクラメンのかほり」「夢芝居」をはじめ、多くのヒット曲を出す。2014年、古希を迎え「生前葬コンサート」を開催し話題に。今年1月にはラストアルバム『もういいかい』を発表した。

 

 

■インフォメーション

 

小椋佳 ファイナル・コンサート・ツアー

「余生、もういいかい」

■会場/Bunkamura オーチャードホール

■日時/2022年1月9日(日) 17:00開演、1月10日(月・祝)14:00開演 

■料金/S席9,000円、A席7,000円(税込・全席指定)

【問】東京音協 https://t-onkyo.co.jp/

 

 


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