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かつて与えてもらった全身が震えるような感動を、今度は僕がみなさんに届けたい 2023.04.18
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世界的ロックバンド・ビートルズを題材にした『BACKBEAT』の東京公演が5月24日より始まります。2019年の初演に引き続き出演される尾藤イサオさんは、ビートルズ来日公演を生で体感した一人。作品の見どころを当時のエピソードを交え、お話しくださいました。

伝説のバンド・ビートルズの創成期を描いた青春物語


 「僕はどちらかと言うとビートルズよりプレスリー派で(笑)。若い頃はビートルズが何だと思っていました。やっぱりプレスリーには不良的なかっこよさがあって、僕もいまだにジーンズの上下でステージに上がらせてもらっていますが、対してビートルズは襟無しのスーツに、髪はリーゼントどころか可愛いマッシュルームカット。僕から見れば何だこのボンボンはと言う感じでしたね」
 そんな評価がガラリと変わったのは、1966年に日本武道館で行われたビートルズ来日公演のとき。尾藤さんは同公演で内田裕也さんらと共に前座を務めていました。
 「当時の僕は一番大きくて三千人弱のキャパの会場でしかやっていなかったので、その3倍のお客さんの前でやるのは緊張しました。でも本当に嬉しかった。ビートルズのステージは舞台から5メートル程離れた一番前で見ていました。本当は警備の方がいる所だったのですが、毎回裕也さんと陣取ってね(笑)。そして1曲目の『ロックン・ロール・ミュージック』。ジョンの第一声を聞いたらもう…! 鳥肌が立つほどかっこよかったですね」
 そんなビートルズの創成期を描いたのが5月24日から始まる舞台『BACKBEAT』。武道館公演の約6年前、ドイツのハンブルクで巡業をしていた頃の物語です。当時のビートルズはジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、ポール・マッカートニー、ピート・ベスト、そしてスチュアート・サトクリフの5人編成。若者らしいエネルギーを爆発させ、魅力的なナンバーを次々と世に送り出していました。
 「彼らとは同世代で、デビューもほぼ同じ。当時僕は新宿や池袋のジャズ喫茶で歌っていたのですが、ビートルズもハンブルクのライブハウスで同じように頑張っていたんですね。
 僕の役はハンブルクのライブハウスのオヤジ。イギリスからビートルズを呼んできて、えらい高い金払ってるんだから一生懸命やれよとか言って、あまり好かれていない男。挙句の果てにビートルズが他店へ引っぱられる話が出たときには、ジョージ・ハリスンが就業できる年齢に達していないことを警察に密告するという…まあ嫌なやつです(笑)」

 “令和のビートルズ”再集結! 20曲以上の生演奏を披露

 本作の大きな見どころは、出演者による楽曲の生演奏。初期ビートルズの粗削りながらも勢いのあるサウンドが、令和の時代に蘇ります。
 「ジョン役の加藤(和樹)君にしてもポール役のJUON君にしても、皆すごい。僕らの時代では考えられないですよ。やはりバンドはバンド、歌手は歌手という感じでしたから。それがもう皆さん歌って、演奏して、話も上手いしねえ。特にJUON君はポールに合わせてレフティにしてあれだけ弾ける。感心しました」
 劇中では尾藤さんも歌います。曲は尾藤さんがこよなく愛するエルヴィス・プレスリーの『ハウンド・ドッグ』。和製プレスリーとも言われる尾藤さんのパワフルな歌声が聞けるとなれば、ますます期待が高まります。
 「プレスリーは僕に全身が震えるような感動を与えてくれました。だから僕も、女性はもちろん、特に男性が観て『尾藤かっこいいな!』って思ってもらえたら嬉しい。観に来てくれたお客さんが帰るとき、ちょっと僕のモノマネをしながら歩いてくれるような…。高倉健さんの映画を観た人が、映画館を出る頃には健さんみたくなっちゃうじゃないけど(笑)、そういう風にステージの熱みたいなものを持って帰ってもらいたいですね」

 

 

■プロフィール

俳優・歌手/尾藤 イサオ

1943年東京都出身。53年、曲芸師・鏡味小鉄に弟子入りし、太神楽の曲芸師として活躍。64年に発表したアニマルズのカバー曲『悲しき願い』が大ヒットを記録し、70年にはアニメ『あしたのジョー』の主題歌を歌い、さらなる人気を集めた。俳優としては、映画『男はつらいよ ぼくの伯父さん』やNHK大河ドラマ、舞台『ザ・デイサービス・ショウ』など数々の作品に出演。

 

■インフォメーション

「BACKBEAT」バックビート 

■翻訳・演出/石丸さち子 

出演/戸塚祥太(A.B.C-Z) 加藤和樹辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)

JUON(FUZZY CONTROL) 上口耕平 愛加あゆ 

尾藤イサオ ほか

会場/東京建物Brillia HALL 

日程/5月24日(水)~31日(水)

料金(全席指定・税込)/S:10,500円 A:7,500円

【問】チケットスペース 03-3234-9999

(平日10:00~12:00/13:00~15:00)

 

 


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