今回は、和田璋子さんが制作した清々しい青のアンサンブルとハンドバッグをご紹介します。

　アンサンブルは、さっと羽織れるノーカラージャケットと、ふんわり広がる半袖カットソーの組み合わせ。青海波と植物のような模様が描かれた生地が使われています。

　「この生地は明治・大正時代の絽ちりめんです。着物の生地を扱う『べべや』さんから提供していただきました」

　絽ちりめんは絽のシャリっとした感じと、ちりめんのやわらかさが合わさった夏向けの生地。透け感もあり、暑い日でも快適に着られます。

　「私がコーディネートするなら、下は白いパンツかスカートが良いですね。ジャケットの白い部分とも合うと思います。ちなみにこの白い部分は帯から出来ていて、今回は余った生地でバッグも作ってみました」

【アンサンブル】

動くたびに揺れるやわらかなシルエット。前と後ろに配された切り替えがデザインのアクセントに。 

【バッグ】

帯の美しい柄を存分に生かしたハンドバッグ。かっちりとした自立式。持ち手は夏らしい透明の素材です。

制作者：和田璋子さん