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進む消齢化 2024.03.19
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 娘婿と同じ柄のTシャツとGパン、スニーカー姿の父親。この30年で年齢や年代による生活者の意識や好み、価値観の違いが小さくなり、その差が消える傾向にあるという。生活者の意識や行動を調べてきた博報堂生活総合研究所が〈消齢化〉と名付けた現象である。「いいトシをして」と言った言葉が、死語になる時代が来ているようだ。
 同総研の調査は、1992年から首都40㌔圏と阪神30㌔圏に住む20~60歳代の男女約3000人が対象。偶数年に1回、定点の訪問留置方式で実施している。そんな中で見えてきたのが消齢化の社会潮流だという。
 例えば、「将来に備えるよりも現在をエンジョイするタイプ」は、30年前に20代と60代で24・2ポイントあった差が2022年には7・6ポイントの差に縮んだ。「ハンバーグが好き」や「携帯電話やスマホは生活になくてはならない」も全世代で増え、年代差は縮小した。
 20年前に比べ違いが縮小したのは205項目のうち172項目にのぼった。同総研では習慣やしきたりに従うのは当然といった〈すべき〉という価値観の薄れや、コンビニやネットなど生活インフラの充実で〈できる〉ことが増え、さらに生き方の選択肢が広がって個人の〈したい〉ことが重なったと分析している。
 戦争を体験した世代の退出や時代を謳歌した団塊世代の社会平均への歩み寄り、さらに〝失われた30年〟を共に生きてきた団塊ジュニアと若い世代の価値観の同質化などが消齢化を加速させている、との分析もある。消齢化をどう読み解くか。企業などの時代戦略も問われそうだ。(石井仁・読売新聞東京本社元記者)


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