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清水国明さんの国明式災害生存術
- 第15回 自然豊かな住環境と生きがいの中で働くセカンドライフを 2008.03.16
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リタイア後にどんな素晴らしい別荘地に移り住んでも、仕事や趣味に時間を使っていない人は、激しいクレーマーになる。
最近「森と湖の楽園」にやってきた、60歳の新入社員の経験談です。前職の関係である時期、別荘地の管理の仕事に携わっていたそうです。隣の木の枝が庭に出ているとか、葉っぱが落ちるとか、音がうるさいとか。ほんの些細なことを日課のように言ってくる人たち。仕事もせず、趣味もない人たちに限って、クレームが多かったといいます。自分が定年になって、やはり自然の豊かなところで暮らしたいとは思うのだけど、いくら快適でも何もしない生活は2~3ヶ月で飽きてしまう。だから「森と湖の楽園」にやってきた、のだそうです。3食と、寝るところがあれば、給料はお小遣い程度でいいです、という条件。即採用でした。
そんなことがきっかけになって、やがて大量に世に出てくる団塊の世代の人たちに、リタイア後の住居と職業を提供するプロジェクトを立ち上げました。
ポイントは自然豊かな住環境と、生きがいを感じる職業のドッキングです。
富士山の麓の「森と湖の楽園」内の自然溢れる家に住み、園内で好きなことしながら楽しく働く、充実したセカンドライフの提案。
例えば、今僕が住んでいるような、森の中のツリーハウスで暮らしながら、「森と湖の楽園」で働く暮らしを始めたいと思う人に、園内の樹木をツリーハウス用として、価格50万円で樹上分譲しています。分譲といっても不動産の売買ではなく、期間を決めたスペース賃貸ですね。そしてツリーハウスは自分で建てるセルフビルドで、材料費は実費負担、建築は自然樂校スタッフがサポートするというシステムです。
完成したツリーハウスやログハウスは、希望により自然樂校がレンタルハウスとして管理運用し、売り上げをオーナーとシェアすることが出来ます。ほんの少しずつでも収入があって、やりがい、生きがいある暮らしがいいですね。
■清水國明(タレント・自然暮らしの会代表)