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聖マリアンナ医科大学病院 スーパー医師による医療情報

地域とともに、すべてのいのちを支える拠点として~新生児科部長 教授 北東 功先生 2025.04.30
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 聖マリアンナ医科大学病院総合母子周産期センター新生児科では、生まれてきたすべての命を守るため、24時間体制で高度な医療を提供しています。妊娠・出産は多くの方にとってかけがえのない喜びですが、時に命に関わる緊急事態が起こることもあります。そうした時、私たちは「地域の最後の砦」として機能すべく日々取り組んでいます。
 そのために、当院の産科は勿論のこと、地域の産婦人科医療機関と密接に連携し、ハイリスク妊娠や重篤な新生児の搬送を迅速に受け入れています。さらに、当センターでは麻酔科、小児外科、放射線科など多くの診療科と協力し、妊娠中から分娩、出生後にわたる一貫した治療体制を構築しています。また、看護師や助産師はもちろん、臨床心理士やソーシャルワーカーとも協働し、身体的・精神的サポートの両面から母体と新生児を支えています。
 私たちが大切にしているのは、「愛ある医療」です。NICU(新生児集中治療室)は単なる治療の場ではなく、ご家族が安心して赤ちゃんに向き合える〝もう一つの生活空間〟であるべきだと考えています。小さく生まれた赤ちゃんの生命力を信じ、ご家族の不安に寄り添いながら、チーム全体で一人ひとりに合わせた最適なケアを提供するように心懸けています。
 聖マリアンナ医科大学病院の新生児医療は、東横病院時代から続く長い歴史の中で培われてきました。その経験と信頼が、現在の礎となっています。その後、2010年から当院にてNICU12床の総合周産期母子医療センター新生児科が開設され、更に、2023年1月の新病棟移転に伴い、NICUは15床に増床されました。
 新生児医療においては、超早産児や先天性疾患のある赤ちゃんの長期的な成長も見据え、NICU退院後も地域の小児科と連携して発達を支援しています。家族が安心して子育てに臨めるよう、医療の枠を超えた支援もまた、私たちの大切な役割です。
 これからも「地域とともに、愛ある医療」の姿勢を忘れず、命に向き合う現場で、確かな医療と温かな心をもって歩みを進めてまいります。

■取材協力

聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市宮前区菅生2‐16‐1)

☎044‐977‐8111㈹


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