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聖マリアンナ医科大学病院 スーパー医師による医療情報

命をつなぐ技と心、最後の砦として挑む脳神経外科~聖マリアンナ医科大学 脳神経外科学 主任教授、聖マリアンナ医科大学病院 脳神経外科部長 村田 英俊先生 2026.01.06
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 脳神経外科は、脳・脊髄・末梢神経といった、人間の「知る・動かす・感じる」機能を司る臓器を扱う診療科です。脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍、脊髄疾患などは、いずれも生命に関わる重大な病です。だからこそ、迅速で正確な判断と高度な技術が欠かせません。
 聖マリアンナ医科大学病院 脳神経外科は、この〝命の現場〟で日夜患者さんと向き合い、地域の最後の砦として、困難な症例や全国からの紹介にも挑み続けています。
 当科が特に力を注ぐのは、頭蓋底外科、脊髄腫瘍、血管内治療、機能外科の4領域です。頭蓋底外科では、脳の深部や骨に囲まれた部位の腫瘍を、最新のナビゲーションシステムや高精度モニタリングで安全に摘出し、脊髄腫瘍では神経を守りつつ病変のみを取り除く緻密な手術を行います。血管内治療では、カテーテル治療で体への負担を最小限に抑え、機能外科では、てんかん発作やパーキンソン病などに対して、電気刺激装置や顕微鏡手術を用いた最先端治療を実践しています。
 これらの分野は〝技〟の結晶であり、豊富な経験と設備を背景に、全国から難症例の紹介も多く寄せられています。
 しかし医療は、技術だけで成り立つものではありません。私たちは、治療の先にある「社会復帰」や「人生の質」までを見据えています。手術後はリハビリや生活指導を通じ再発予防を支援し、一般診療を通じて早期発見や再発防止にも努めています。 発症前から健康を守る意識は、シニア世代にこそ大切です。
 また、医師、看護師、リハビリスタッフ、臨床検査技師、社会福祉士などが連携し、患者さんとご家族を支えるチーム医療を実践。退院後の生活まで切れ目のない支援を行っています。
 脳神経外科の治療は、一つの判断が人生を左右します。その重責を胸に、私たちは「最善の一手」を探り続け、命と尊厳を守ります。
 どんなに困難な病にも希望を見出し、技と心で命をつなぐ最後の砦として、これからも安心と信頼の医療を届け続けます。もしもの時に頼れる存在であること――それが、私たちの誇りです。

■取材協力

聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市宮前区菅生2‐16‐1)

☎044‐977‐8111㈹


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