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森永卓郎さんのちょっと賢い年金生活

【第31回】シニア家電が続々と登場 2014.12.24
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 【森永卓郎さんのちょっと賢い年金生活】一覧はこちら

パナソニックが10月から50代、60代をターゲットにした白物家電、Jコンセプトシリーズを発売すると明らかにしました。例えば、エアコンで足元暖房を実現したり、世界最軽量の掃除機を開発しています。また、来年発売予定の冷蔵庫は、日本人女性の身長に合わせて、背丈の低い設計にしているということです。こうしたシニア層に優しい機能と同時に、和のエッセンスを取り入れたシンプルで上質なデザインが採用されています。

リーマン・ショックで大きな被害を受けた家電メーカーは、海外製品との差別化を図るため、SMART家電を推進してきました。これは、冷蔵庫やエアコンなどをパソコンやスマホにつないで、出先からエアコンのスイッチを入れたり、冷蔵庫のなかを確認したりできるようにするシステムです。夢の家電と言ってもよいかもしれません。ただ、家電メーカーの期待ほど普及しないのは、ITに詳しい若者はともかくとして、中高年には、むずかしすぎて、ついていけないからです。

シニア向け家電は、使いやすくすることがテーマですから難しいことは一切ありません。ただ、少し変わったアプローチでシニア家電を作っているのが、シャープです。シャープが発売しているココロボというロボット掃除機は、しゃべります。「ただいま」と言えば、「お帰りなさい」と答えますし、「いま何時?」と聞くと時間を教えてくれるのです。しかも、かわいいのは、言葉が聞き取れないと、「ん?」と言ってみたり、続けて掃除を命ずると「ハイハイ」と二度返事をして、ちょっとご機嫌を損ねたりします。ちょうど飼い猫のように、気まぐれだけれど、可愛くて仕方がない存在なのです。この掃除機を「飼っている」だけで、寂しさから解放されること請け合いです。

これまで、どちらかと言えば、若者の方を向いてきた家電メーカーが、シニア層に目をつけてくれたのは、シニア層にとって朗報と言えるのではないでしょうか。


 ■ PROFILE

森永卓郎 1957年東京生まれ。経済アナリスト。東京大学経済学部卒業後、日本専売公社(現JT)、経済企画庁、民間シンクタンクなどを経て、獨協大学経済学部教授に。多数の著書を手掛け、「年金は60歳からもらえ」(光文社)を監修。ペットボトルの蓋などB級グッズコレクターでもある。コレクションを展示する博物館(B宝館)を新所沢に10月に開館!


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