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夏号特集より~ナルホド! 『粋』小ネタ②~             2007.08.20
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 戸時代の人口の半数以上が武士でした。江戸生まれ江戸育ちの武士が使う言葉が江戸弁とされており、それは江戸御府内を中心として使われた言葉なので、共通語というよりは方言と言った方が正しいかもしれません。

 様々な文化が生まれた江戸時代。「江戸っ子」という表現が川柳の中で初めて使われたのは1771年です。その二年後に、こんな川柳が詠まれました。

 「江戸っ子の生そこない金を持ち」

 これ以降、洒落本や黄表紙などの小説や歌舞伎の台詞などに、頻繁に登場するようになります。この川柳から滲み出る、詠んだ者の気品…そう、江戸っ子は、将軍のお膝元の江戸で生まれ育ったことを誇りにしていて、金離れが良く、正義感に溢れ、「いき」と「はり」に生きているという自負を持っていたのです。ここに、地方出身者の江戸住民とは違う都会人意識がうかがえます。

 粋と洒落が好きな江戸っ子は、言葉遊びも好きでした。その中には、頭から読んでも尻から読んでも同じ「回文」というのがあります。「しんぶんし」「たけやぶやけた」…はいから読者も幼い頃に遊んだ記憶があるのではないでしょうか。「花より団子」「腐っても鯛」「犬も歩けば棒に当たる」などの身に馴染んだことわざも、江戸時代から使われてきた庶民のことわざなのです。「明日は明日の風が吹く」も江戸時代に生まれ、楽観主義・刹那主義者の多い江戸人にとても愛されていました。このような潔い心情は「江戸っ子は宵越しの金を持たぬ」にもつながってきます。現代に生きる私たちが普段なにげなく使っている言葉が、実は江戸時代から引き継がれた伝統文化だったのです。

 知れば知るほどカッコイイ江戸っ子たちの粋な人柄。私たちもぜひとも見習いたいものですね。

ナルホド! 『粋』小ネタ①はこちら

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2007年夏号 contents

森山良子さん インタビュー

クローズアップ『22才の別れLycoris 葉見ず花見ず物語』
大林宣彦監督・鈴木聖奈さん

■巻頭特集 粋人たちの夏 ~現代に伝わる心意気探訪~
・粋度チェック! あなたは粋? それとも野暮!?
・特別インタビュー1 桂 歌丸さん
・血が騒ぐ! 祭りは粋の極
・特別インタビュー2 市井の粋人語録集

■旅行 異国情緒溢れる坂の街 函館

■グルメ 暑い夏こそ涼やかに しっとりと蕎麦を味わう 蕎麦懐石

■住まい特集 子ども夫婦と「つかず離れず」がいいバランス

■健康 寝苦しい夏の夜も快眠 いい睡眠に必要なのは「質の高い眠り

■はいからエンターテイメント 片岡鶴太郎さんインタビュー
そのほか盛りだくさんの内容となっております。

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